1話.建設会社クリニックの営業マン
わたしは30代の男性です。
私は学歴もそんなに良くないので出来ることと言えば営業でした。
せっかくなら人の役に立ちたい。
作ったもの、お客様をサポートしたものが長く残るような仕事をしたい。
大人数の企業よりも少人数の企業で営業したいと思いました。
そんななか、入社したのは小さな医療建築を専門とする建設会社でした。
そこは一族経営をしてました。
病院やクリニックなどを計画し建築します。
私のイメージしていた仕事と思っていました。
入社してみると20代は私だけ。
30代が1人とあとは50代~70代の社員。
面接のときには20代の子がいると聞いていたのにおかしいなと思っていたら社長から
「20代の子は辞めたよ。」
「君が次のカバン持ちだね」
と言われました。
何のことかと思いきやすぐに
「明日開業医の先生と私の自宅でワイン会があるから君も奥様を連れてきなさい」
と言われました。
急なことなので妻の予定がわからないのですぐに返事ができないというと
「いいか?カバン持ちっていうのは何でもやるんだ。NOということはあり得ない!」
と一喝されました。
こういう世界もあるのかと思い
私は「わかりました。」
と返事をして、妻にはお願いしました。
ワイン会など参加もしたことがないため妻のドレスを買いました。
迎えた当日、社長宅へ訪問すると「おお。よく来たね。手土産はある?」と聞かれました。
妻が前日気を利かしてワイン会ということで1万円のワインを買っておいてくれました。
それを妻が渡すと社長は
「このワインのブドウの品種知ってる?」
「知らないの?人にあげるならそれくらい知ってないとだめだよ~。」
「高けりゃ何でもいいと思ってる人多いからな~」
と妻に向かって言いました。
私たち夫婦もあまりのことに驚きその場は「すいません」と笑ってごまかしました。
ワイン会が始まると配膳や先生のお子さんと遊んだりと雑用メインでしたが、順調に会が進んでるならいいと思いました。
ふと、妻の姿が見えないので探してみるとなんと奮発して買ったドレスでエプロンも借りれずにお皿洗いをさせられていました。
それ以外に私も会が終わった後に聞き驚きました。
ワイン会終了後に社長がすぐにお風呂に入るという理由で
社長から「お風呂を洗っておいてくれ」と頼まれお風呂掃除までしていたそうです。
結局、3時間の間雑用をこなし、くたくたになり帰宅しました。
もちろん妻には謝りました。
その後も同じ会社に働く社長の息子や社長夫人との喧嘩の仲裁、社長家族が不在のときのペットの世話、出張という名の寺巡り…など、ろくな営業などやっていませんでした。
信じられないかもしれませんが、ずっと社長の横にいたため他の社員の方とゆっくり話す機会がありませんでした。
実は私が入る前にいた20代の子も同じような扱いを受け心身ともに疲弊し辞めていったそうです。
それを知ったとたんにこれでは世話役なだけで無駄の時間が過ぎてしまうと思い、すぐに転職しました。
辞める時も「なかなか雑用係って見つかりにくいんだよね」とかばん持ちから雑用係に呼び方も変わっていました…。
恐ろしくてその後は特に関わっていません。
一族経営で小さなな会社への転職はキケンだなと思いました。
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もし、あなたが苦しんでいるならすぐに転職しましょう!
あなたは病気になるかもです。
ぼくは上司のパワハラによって「重度のうつ病」と診断されました。
ひどいときは、夜にナイフをみないと寝れませんでした。
「このナイフでいつでも死ねる…」
「…だから明日も1日がんばろう」
そうして、薬とお酒を飲んで寝ました。
社会復帰に1年以上かかりました。
ぼくみたいになる前に、転職しましょう!
あなたを守れるのはあなただけ!
もし、転職が難しいなら、まず副業しましょう!
毎月10万円を稼げる副業コミュニティをつくりました。
(ある程度の努力は必要です)