43話.ラジオDJはゲイのセクハラ野郎だった
おれは20代の男性。
俺の名前はK。
20代後半でFMラジオ局に勤務している。
大手の電気機器メーカーの正社員として働いていたのに、地方のFM放送局に転職したという世間から見ればだいぶ変わり者の男だ。
でも、俺にとってはこの転職はサクセスストーリーの第一歩。
ラジオのディレクターとして、大好きな音楽番組を制作できるんだったら
お金や安定した地位なんて要らない。
俺は、FM放送局へ入社すると、休みもほとんどなく朝から夜遅くまでの働いた。
オフィスの整理整頓や先輩たちから頼まれる雑用を進んでやり
先輩のラジオ番組のアシスタントを一生懸命こなした。
そして、ADという立場から制作ディレクターへと昇格するのを心待ちにしていた。
そして、俺は入社2年目にして、毎週日曜朝の3時間生番組の制作ディレクターに任命されたのだった。
この番組のMCのPさんは、50代後半の男性。
長年このラジオ局のDJとして数々の番組をこなしているから、40代ぐらいのお偉いさんじゃ、頭が上がらないくらいの立場にある。
ディレクター泣かせな面がいろいろある難しい人という前評判を聞くと、不安な気持ちにもなったが、とにかく、「ついに夢がかなうんだ!!」と俺はハイテンションな日々を過ごした。
「あー、君が4月からのディレクターさんだね、」
「Pだよ。しくよろー。」
とPさんは、だいぶ古いノリの挨拶をしてきた。
「よろしくおねがいします。ディレクターのKです。」
「ラジオが好きで、転職して念願の制作ディレクターを担当します」
「初めてのディレクションなので粗相があるかもしれませんが、何卒よろしくお願いします!!」
「いいねー。初々しい感じ、好きだよー。それじゃあ、文字通り手取り足取り教えてあげるからー。」
そういうと、Pさんは握手をしてきたが、それだけにとどまらず、俺をハグしたかと思うといきなり股間をまさぐってきたので俺は、飛び上がるくらい驚いた。
「なーに。照れちゃってさぁ、コミュニケーションは大事でしょー。」
とPさんはわけわかんないことを言って、俺の顔を舐めまわすように見てきた。
Pさんとの強烈な初対面を経て、俺はディレクターデビューをした。
オープニングはPさんが選曲した曲が流れ、続いてリスナーからのメールとリクエスト、そしてついに俺の選曲した曲がラジオから流れた時にはしびれるほどの喜びが体中を駆け巡った。
「やっぱり、ラジオのディレクターになれて本当に良かった!」
番組放送後、涙を流さんばかりに感動している俺の姿を見て
Pさんが今度は俺のケツをむんずと両手でつかんで揉みあげてきた。
「んーん、Kちゃん、そんなに感動したのかよ!かっわいいんだからー。」
「おーし、今日は打ち上げで徹夜飲みするぞ。お前は俺の隣に座れよ。今夜は帰さないからなー。」
Pさんの発言で、俺の感動は一気にしぼんでしまった。
本気で気色悪くて虫唾が走る!
Pさんによるセクハラは、毎週末の恒例となり、こんなエロくそジジイMCと組んだのは、一体なんの罰ゲームだと叫びたくなる瞬間がありながらも、俺は音楽番組に携われていることに喜びを感じている。
理想と現実はあまりにも違っていたけど・・・俺のサクセスストーリーはまだ始まったばかりだから。
願わくば一刻も早く、ほかのMCと気兼ねなく仕事がしたい!!
とりあえずがんばる。。。
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もし、あなたが苦しんでいるならすぐに転職しましょう!
あなたは病気になるかもです。

ぼくは上司のパワハラによって「重度のうつ病」と診断されました。
ひどいときは、夜にナイフをみないと寝れませんでした。
「このナイフでいつでも死ねる…」
「…だから明日も1日がんばろう」
そうして、薬とお酒を飲んで寝ました。
社会復帰に1年以上かかりました。
ぼくみたいになる前に、転職しましょう!
あなたを守れるのはあなただけ!
もし、転職が難しいなら、まず副業しましょう!
毎月10万円を稼げる副業コミュニティをつくりました。
(ある程度の努力は必要です)